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ハンドメイド品売れる売れないの境界線は雰囲気づくり
ハンドメイドイベントに出展しているけど売れない!
出展したいけど売れなかったらつらい!
そんなハンドメイド作家さん達にお届けする「対面販売」のコツをご紹介します。
私がハンドメイド販売をやっていて感じたことや工夫して成功したこと、失敗したことなど実体験からお話していくので、売上アップにつながる情報になっていると思います。
是非活用してみてくださいね。
猫猫が売っているのは陶磁器アクセサリーとイラスト
先にご紹介しておきます。
私猫猫はライター作業と別に、陶磁器アクセサリーとイラストの販売を行っています。
そして私自身、対面販売で商品を売るのが楽しいし、向いていると思っています。
理由としては、イベントに出れば1日で数万円稼げるからです。
遠征でも利益が出るくらい、と考えていただければと思います。
真似すれば同じだけ稼げる!という保証をするものではありませんが、参考になる情報をお伝えします。
最後まで読んでいただけると幸いです。
恥ずかしがっていては売れない!うちの子見てアピールを
ハンドメイドイベントに出かけた時のことを思い浮かべてみてください。
椅子に座ってじっと作業をしている人のブースと、にこやかに話しかけてくれる人のブース
どちらに気が行くでしょうか?
もちろん後者ですよね。
何も発信しない人よりも、積極的に話をして情報をくれる人のそばに人は集まります。
ハンドメイドイベントと言えば、たくさんのブースが並んで、その誰もが売りたい商品をディスプレイしています。
後から詳しく話しますが、人は視界に入っても認識しない時があります。
気付いてもらえる確率を高めるには、やはり挨拶や売り文句が必要です。
接客業を経験したことがない方には難しいことのように思えるかも知れませんが、そんなときには「目が合ったらニコッと笑う」「こんにちは」などの挨拶程度で大丈夫です。
対面販売で商品を売りたいのなら、まずは気付いてもらえる努力をすることが大切です。
うまく言えないかもなどと弱気になっていては、どんなに良い作品を作っても売れないままで終わってしまいます。
とにかく、売りたいなら喋ることが大切。
余裕がある人は「売り文句」を考えましょう。
・プラ板アクセサリーを作ってます
・キモかわ動物揃ってます
上記のように一瞬で判断できる文言を投げかけることで「ん?プラ板て最近流行ってるやつだ!」などお客様の興味を引くことができます。
これが重要です。
接客のやり方については詳細なコツがありますので、また別途記事をあげますね。
最初の一歩は挨拶から。
無言でいることは一番商品の価値を下げてしまうことと頭の片隅に置いておいてください。
お客様はハンドメイドが好きが多数!共有する雰囲気づくりで「お迎え」に持っていく
ハンドメイドイベントに来場されるお客様は、大抵ハンドメイドが好きだし、お気に入り作家さんを見つけたいと思っていて、お話好きなことが多いです。
商品の誕生秘話を聞いたお客様は、感化されて自分でも大事にしようという思いになるため「お迎え(購入)」という表現をするのです。
これから口酸っぱく言うかも知れませんが、何をさしおいても挨拶やふれあいは大切。
売り方は様々あるとは思いますが、私は苦労して作ったものの話は聞いて欲しいし、自身のファンをつくるためにも「ふれあい」は必要なことだと思います。
作る前にターゲットを考えて!何となく作るのは在庫を増やすだけ
売り文句が言えるようになると、興味のあるお客様とそうでないお客様の見分けがつくようになってきます。
それができるのを待つ必要はありませんが、興味のない人に一生懸命説明をしても疲れるだけです。
どんな人に売りたくて作る商品なのか、きちんとリサーチして制作したものであれば、ターゲットが明確です。
ターゲット層のお客様めがけてセールストークをしてください。
しかし、なんとなく作って売っている人は意外に多いものです。
「作ったから売る」という思考の人に多いのは、ターゲット層をリサーチしていないということ。
例えばましゅの作品であれば、30~40代の女性向けなど年齢設定や性別を考えて制作しています。
学生向きや、ドール好きな40代以上の女性など、ハンドメイドで活躍している作家さんは明確にビジョンがあることが多いです。
面倒くさいことほど丁寧に、というのは私の持論ですが、丁寧にやればやるほどお客様は応えてくれます。
それは自信に繋がりますし、デメリットを考えるよりも簡単に売れるの(メリット)を実感できるようになるのでオススメです。
安すぎても売れない?ハンドメイド作品の値段設定で作品の正当な価値を伝える
ハンドメイドの商品が売れるには、適正価格というものがあります。
それは、人が見ていくらくらいかな、なんて考えるその価格のことです。
例えばシンプルなお花のピアスがあって、1500円かな?それくらいだったら買おう、と思ったお客様がいたとします。
値段を聞いて、500円ですと言うと、途端に「すぐ壊れるのかも」などと考えて躊躇してしまいます。
もしくはすぐ壊れても、いっかー安かったしと商品の扱いが雑になったりして、作家が悲しい思いをすることに。
リピーターにも繋がらず、突発的なお客様で終わってしまいます。
安くて売れないなら値段をあげてもダメだと思う方は多いでしょう。
しかしお客様は、ある程度の対価を払うことで安心感を持ちたいのです。
逆に3000円です!など高過ぎたら、何にそんなにお金がかかってるの?となったり、そんなに高いわけがないと購入意欲が消滅します。
自分ならいくらで買うか、考えてみると良いかも知れません。
視界に入っても見えていない?!効果的なディスプレイをつくるヒント
序盤でお話した視界についての情報です。
人間は、たくさんの情報が入ってくる視界で要るものを重点的に認識しています。
つまり視界に入っていても見えていないものがあるのです。
それは結構あからさまなんですが、視線を味方につければ売れやすくなります。
ここではさわりだけ。
別途記事にしていきますね。
私の体験談です。
大きな会場で、隣のブースの方がコルク板にポストカードを貼りだしてディスプレイをされていた時のことです。
離れた場所からでも認知できるよう、イラスト系は立てることがポイントなのですが、私は隣で平置きディスプレイでした。
見えていないなとは思ったものの、什器も無くどうにも出来ない状態。
コルク板のブースはちらちらと売れていましたが、その隣の私は閑古鳥です。
そのままイベントは終わり、私は大赤字で疲れ果てて帰りました。
そこは入場料のいる会場で、購買意欲の高いお客様がたくさんいらっしゃいましたが、私のブースはほぼ目にも止められず、誰一人にも認知されなかったのです。
これは痛かったです。
別の作家さんは在庫がすっからかんのイベントで大赤字。
2度と経験したくない悪夢でした。
このように、コルク板1枚で売れ方が変わりました。
ひとつ隣なだけなのにと思うかも知れませんが、行き交うお客様の視界に私が映っていなかったのは間違いありません。
そんな感じで、視界に入っても認識されないとポストカード1枚売るのも苦労します。
視線対策はまた別記事でお話しますね。
空気でバレるハンドメイド品の売れ行き
色々と話しましたが、今回言いたいのは雰囲気のことです。
売れないなー暇だなーなんて思っていると、そういう雰囲気のブースになってしまいます。
仕草や表情でお客様は勘づいてしまうものです。
逆に一人でもブースにお客様がいると、後ろからちらっと見てくるお客様が必ず出てきます。
ひとり捕まえるだけで複数の人に見てもらえるのです。
興味を持ったら並んだり一周してまた改めて見に来てくれます。
全て挨拶の力です。
売れたい、作品を買って欲しい…
挨拶がどうしても苦手な方は、なぜなのか考えてみましょう。
なぜ苦手なのか?
恥ずかしいと思うのか。
それは作品に自信がない証拠でもあります。
自信がなければ声かけも出来ないし「売れない…」といじけてしまう。
対面販売で売りたいのであれば挨拶から頑張ってみましょう。
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