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視線を味方につけると売りたいハンドメイド作品を意図的に売れる
今回ご紹介するハンドメイドイベントで売るコツは、視線操作です。
原理を知らなくても、実践すれば違いは一目瞭然になるはずです。
実際の写真を解説に入れながらご紹介します。
視界は左から右に流れていく
人間の視界は、無意識でも左から右に流れていくようになっています。
原理についての解説は後回しにします。
まずは一度、実践してみてください。
ドミノ倒しのように次々と嬉しい現象が起こるようになります。
ハンドメイド品のディスプレイ左に安価なものを置いて意識的に見させる
視界が左から右に流れるということは、安価なものや目玉商品を左側に置くとどうでしょうか?
お客さんにとっては自然と目についたもの、として純粋に興味を惹かれますが、実は視線操作され、あなたに見させられる現象が起こります。
安価なもの、セール品、目玉商品など、目を惹く魅力的なものがあれば人が立ち止まり、以前言った人だかりの法則によって、あっという間にブースはお客さんで溢れます。
これはディスプレイをした瞬間から実感する現象です。
ディスプレイの右側に売りたいものや高価ラインを置いて誘導する
安価な商品を見て興味を持ったお客さんが見るのは、左側のスペースです。
よりクオリティの高い商品や大物のハンドメイド品など、売りたいものは右側にレイアウトします。
すると、面白いようにお客さんが高価ラインに目を向け、売りたいと思うその商品の魅力に気づくのです。
高価ラインに興味を示してくれる人にはセールストークで購入まで誘導しましょう。
そこまで興味がいかなければ、さっと話を切って次のお客さんのためにスペースをあけることもできるようになります。
つまり、無駄な労力をかけずに興味のあるお客さんの選別をするディスプレイでもあるのです。
いつも、立ち止まる人に片っ端からセールストークをして逃げられて…というムダを省ける優秀なディスプレイが完成します。
ここで先日の残念ディスプレイを見てみましょう。
アイキャッチに大きな原画を掲げている点は良いにしても、そのすぐ下に高価ラインの金彩ピアスが並んでいます。
それがどういうことか?
せっかく絵に反応して止まっても、目線を下げると小さくてよくわからないものが並んでいるので、お客さんが興味を失うのです。
一瞬見て立ち去るお客さんたち。
すぐにディスプレイを変更しました。
2日目は、右に置いた高価ラインに目を留める方も多く、問い合わせなども受けました。
閉場時間まで高価ラインの購入品を加工していたくらい、お客さんの反応には雲泥の差がありました。
売りたいものは右にディスプレイして上手にお客さんを誘導
上手に視覚操作をすることで売り上げをあげるコツをご紹介しました。
他にも上げているテクニックを実践すれば、良い結果を得られる足がかりになると思います。
ぜひやってみてくださいね。
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