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売りたい商品とディスプレイの関係性は思った以上に深いと知ること
今日は、ハンドメイド品を売る際に必要な、ディスプレイ術について解説します。
私が出展を続けていく中で感じたこと、工夫すべき点などをまとめています。
あと思考や考察も入れていきますので、万人向けの記事になるかどうか心配なところではありますが、どうぞ最後までお付き合いいただけると幸いです。
ディスプレイで重要なのは商品にあった雰囲気づくりをすること
まずディスプレイとは、商品をより良く見せる売り場です。
商品が主役。
ここを忘れて作り込みをし過ぎると、商品力がなくなって見えなくなってしまいます。
最低限必要なのは、テーブルクロスと机です。
床に並べるとフリマ感満載になって、値引き交渉をする人が出てきたりするので注意が必要です。
100均活用!ハンドメイド品を安くたくさん売るときのディスプレイ
100均の網やフック、棚を使用する場合の商品価格帯は、500円ほどが目安です。
最近はオシャレに見せる焼き板やボードが流行っていますが、露骨に安いとわかる什器を使うのであれば、薄利多売スタイルで売りましょう。
余力ができたり、販売価格を上げたいのであれば、できればなるべくきちんとした什器を使うことをおすすめします。
そしてこれは暗黙の了解ですが、100均什器は布で隠して見せないのがセオリーです。
100均什器丸出しの売り場なら、安価なものをわさわさと置いてどんどん捌けさせるのが良いと思います。
シックな雰囲気のアクセサリーなどに使うディスプレイは高単価商品を売る売り場に
落ち着いたディスプレイをすると、1ランク上の雰囲気にできます。
それが商品と合っているか、よく見極めて売り場作りをしましょう。
商品の発する雰囲気とディスプレイが合っていないと売れませんので、注意が必要です。
売れる売り場を作るための最大のポイントとして、「三角形」をつくることを意識しましょう。
これは売り場の形です。
多くの人がやってしまう残念ポイントは、真ん中に自分の場所を作ってディスプレイを空けることです。
まさにこれは残念ディスプレイです。
大きく空間が空いているのが強調され、奥にいる人ばかり目立つディスプレイになっています。
この状態で、かつ座ってじっとお客さんを待っていたらと思うとぞっとします。
せっかく売りにきているのにもったいない。
商品に目がいかないので、ここで何万も稼ぐのは難しいと思います。
しかしこうしたらどうでしょうか。
一気に一体感が出たと思いませんか?
ぱっと見の空間に商品が来ることで、探したら何かあるかも?とか、あれは何だろうと興味が出るディスプレイになりました。
詳細な視線の行き先や、売りたいものを売るディスプレイについては、また別記事で詳しくご紹介しようと思いますが、触りだけご紹介します。
次回は売れるディスプレイを作るのに必要な「視線」の知識について
加えて大事になってくるのはアイキャッチです。
どんなものが商品として売られているのか、何屋さんなのか。
前に出した参考画像に「九谷焼」という文字を入れていましたが、気づいた方はいらっしゃるでしょうか?
おそらく、かなり少ないと思います。
気付いたとしても、何のことかと思ったのではないでしょうか。
九谷焼と入れたのは私が使っている焼き物の土が「九谷焼」だからなのですが、お客さんからすると、だから何?と気にも止められません。
また、商品に色をつけていましたが、着色に気付いた方も少数なのではないでしょうか。
あなたは何屋さん?売っているものをじっくり見てもらうには気付いてもらうことが大事
このように、出しているから見てくれる、というのは間違いだと気付くと思います。
私もずいぶん試行錯誤しました。
人は、見ているようで見ていない、見えていないという事実。
しかしアイキャッチを作ってパッと見てわかれば、お客さんも来やすいですよね。
そう言われればそうだとわかるのに、何気なくディスプレイしているだけでは売れない不思議。
次回はアイキャッチと、視線を意識することで売れるディスプレイをつくる方法をご紹介します。
まとめ
今回は、ディスプレイという具体的なお話をしました。
何を売りたいかと考えたときに出てくる答えをディスプレイに反映して、意識的に売る。
商品を売るのは、実はテクニックがいるということを知ってほしいと思います。
しかし知識があれば、意図的に売りたい商品を売れるようになれます。
その日のお客さんの入りで、売れるラインをいち早く察知して、ポイントに落とし込むようにすることで、売り上げは変わってくるはずです。
なるべくコンスタントに記事のアップができるよう頑張りますので、次回もお楽しみに。
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