このブログに流れ着いたみなさんは、きっとこんなことを思っているでしょう。
「イベントにさえ出ればたくさん売れると思ったのに、全く売れない」
「隣のブースには人が集まるのに、私のところはみんな素通り」
「綺麗に並べているのに売れない」
「頑張ってディスプレイ用品を買い込んだのに」
「お客さんのたくさん居るブースを見たけど、違いがわからない」
などなど。
頑張っているのに…
こんな工夫をしているのに…
張り切って設営したディスプレイなのに…
たくさん考えて努力しているのに、売れないどころか見てももらえないという悲しい現実。
イベント販売に苦戦されているハンドメイド作家さんは多いのではないでしょうか。
わたし自身、一番はじめにイベント販売をしたときは地べた(畳)に100均のクロスを敷いていました。
スタートはみなさんと同じか、さすがにそれはヤバい、と思う方もいらっしゃるでしょう。
実際売れなくて、泣いて会場内に鼻をすする音を響かせていました。
しかし、知識は増やすことができるし、応用して更なる高みさえ目指せます。
売れて売れて仕方ない、そんなブース、作りたくないですか?
こうすれば必ず売れる!という絶対解はありませんが、ぐんと売れやすいブースにすることは可能です。
今回は、「明日からできる!売れるディスプレイのコツ」についてお話しします。
Contents
瞬時に変わる!高低差ディスプレイの魔力その1
ディスプレイを考えるうえで大事なのは、視界に変化をつけること。
ここでは、初めてハンドメイド品の販売をする作家の気持ちになって、一緒にディスプレイを見ていきましょう。
初めてのディスプレイ
〇クロスをテーブルに敷く(人目につきやすいショッキングピンク色)
〇商品を台紙に付け、包装したものを綺麗に並べる
この日のために作ったオリジナル台紙につけた様々な作品たち。
可愛らしいショッキングピンクのクロスで、会場で目立っちゃうかも!なんてウキウキでイベントがスタートします。
しかし…。
「売れるどころか、見てくれる人も少ない…隣は人がたくさんいるのに!」
さあ、困りました。
商品は並べてあるし、たくさんの人の目に触れているはずなのに、お客さまは一向に足を止めてくれません。
時間だけが過ぎていきます。
そこで一工夫してみましょう。
100均のワイヤーネットを立てて配置し、S字フックを使って商品を掛け、ディスプレイに高低差をプラスしました。
よし、完璧!そう思いますよね。
このディスプレイの良いところは、視界に変化を持たせているところです。
平置きの作品と、ネットに掛けたふたつの高さの商品があって、お客さまの視界に入りやすくなりました。
高低差を意識してディスプレイしてみよう
平置き部分にプラス!ガラッと印象が変化する高低差の魔力その2
イベント開始から1時間。
やっとお客さまが足を止めてくれました。
一生懸命作品の説明をし、話には熱が入りますが、お客さまは話の途切れる瞬間を待っているようで、苦い顔。
最初はそんなことも多いですが、諦めずにやっていくことで引き際も分かるし、興味を持ってくれている人も見分けられるようになっていくので、ご安心を。
今日注目すべきは、ディスプレイですね。
やっと一組立ち止まってくれましたが、作品に興味があるわけではなかったようです。
興味のあるお客様を集客するには?
そこでもう一工夫して、売り場に変化を持たせましょう!
左手にカゴを置き、安い商品をたくさん敷き詰めて「商品を立てて」みました。
それ以外に、流木などのオブジェ(ちょっと上級テクニックです)や、お皿を持ってきて「注目して欲しい作品をピンポイントで置く」のも効果的!
商品の置き方は、平置きよりも立てる方が視界に入る
視界の「左」は視線が行きやすい
左手に商品を置くメリットとして、人間の視線の向き方があるんですが、これはまた別の記事でご紹介しています。
要は、左手に置くものによって集客力がぐっと変化します。
ぜひ活用してみてください。
珍しいものや安いセール品など「探したら何かあるかも?」と思わせる
さあ、カゴに商品を立て、集客力の上がったディスプレイが完成しました!
先ほどよりもお客さまが増え、嬉しいことに人だかりができる場面も出てきました。
さっきまで見向きもされなかったのが嘘のようです。
用途によって使い分けるアイキャッチ
お客さまで混雑しだした会場では「欲しいものを売っていますよ」というアピールがないと、わざわざ一軒ずつ回っていては時間が足りなくなってしまいます。
興味を持ってくれるお客さまを集めたい!
そこで便利なのが「アイキャッチ」です。
こちらも別に記事として詳しく説明しますので、わかりやすく、端的にアイキャッチについてご紹介しておきます。
アイキャッチが持つふたつの集客効果とは?
アイキャッチって何だろう?
簡単に言えば、あなたのお店の看板です。
遠くにある噂のカフェ、ドライブ中に「〇×カフェ1km先」「500m先」など、真っすぐに来れるよう案内があるのを見たことがある方は多いはずです。
遠くにいる人を呼び寄せる
混んでくると、興味のありそうな店を探すのが大変になってきます
その場合の効果的なアピールが目線よりも上にポスターを掲示することです。
遠くても「あ、あそこだ!」とお客さまがあなたを見つけて来てくれます。
目線より上のアイキャッチは、混んでいるときに5m先にいるお客さまを呼び集める
わかりやすいイメージとしては、百貨店の物産展会場。
あちこちに天井からぶら下がったポスターがあるのは、目的のお店をお客さまにアピールするためです。
興味のありそうな人を立ち止まらせる
少し空いてくると目立つのが、目線よりもやや下に配置したポスターです。
このアイキャッチは、目的の作家さんを周り終わり、のんびりと周回しているお客さまへアピールできます。
イベント終盤になると効果が出てきて、購買意欲が高くなくとも、興味を持って聞いてくれるお客さまを選別するためのアイキャッチです。
時間帯によって体感で分かってきますので、臨機応変に対応していきましょう。
会場が空いてくると、目線より下のアイキャッチが効果的
まとめ
今回は、初心者から始めるディスプレイの基本、という感じでお話しました。
最初のイラストと最後のイラストを比べて、どう感じますか?
置いている商品自体は同じでも、最後に出したイラストの方が、見ると何かありそうだし惹かれませんか?
ディスプレイのコツやテクニックはたくさんありますが、まずはココを押さえて頑張っていきましょう…!という部分を盛り込みました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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